アラキ工務店 京都市右京区:京町家、古民家、大工さんと建てる家

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4.荒壁の家

 さて、いよいよ造作工事です。真壁中心の住まいなので、結構量があります。

第4回:造作(1)

 屋根の軒裏の下地をつけています。
 光の入っているところは、ガラスを入れます。

 ベランダの下地も同時にやります。
 この家はベランダが2箇所あります。いずれもFRP防水をした後、仕上に入ります。

 2階の床材を張ります。
 
 檜無垢材です。よく詰めて貼らないと、板が痩せて後から隙間がめだつことになりますので注意が必要です。
 左写真のようによく叩いて詰めてから釘で止めます。

 1Fの床下には調湿材を敷き詰めました。
 この材料は、お施っさんがインターネットで探してこられた材料です。

 根太の間に断熱材を入れます。 その上に桧の床板を張ることになります。

 2Fの床を下から見上げたところです。
 このまま見せたいところですが、1Fの天井を貼って隠す事になります。

 外部の軒裏の漆喰を塗ります。 大変手間のかかる仕事で、軒先・ケラバ共2段角付けにしています。

 通りよく塗っていきます。 いつも笑顔の小野くんが真剣な目をしています (^^ゞ

 外部が塗れてきました。 写真では白壁ではあまり目立ちませんが、太陽の光があたると白く輝いてとても美しい仕上がりです。

 1Fの外部は石綿板にて防火構造にした上に、防水紙を貼り・・・

 その上に、あいじゃくりにした、松板を貼ります。
 表面からステンレススクリュー釘を打ちつけています。
 外部ですから、木があばれるので、さね打ちではなく、表からしっかりと打ちつけます。
 次回も、引き続き造作工事です。

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