アラキ工務店 京都市右京区:京町家、古民家、大工さんと建てる家

アラキ工務店 株式会社 アラキ工務店

4.荒壁の家

 引き続き造作工事です。

第5回:造作(2)

 内部の造作も進んでいきます。

 細かい打ち合わせは現場で図面と合わせながら行います。
 奥がWINの山岡さん。手前が津田電気さんです。

 昼食時間です。
 昼休みになると、工事が止まり静かになります。
 手弁当を広げたり、外に食べに出たり、色々です。
 この時間にぐずぐず仕事をしていると、棟梁から、「いいかげんにせい!」と一喝されます。

 夏の暑いさかりですが、荒壁のおかげで少しましです。

 腰壁を張ります。あいじゃくりの杉板です。
 ベニヤ類を使っていないので、あばれをおさえながら施工します。

 作りつけの家具も順々に造っていきます。  家具類は全て無垢材。、材料を弊社で調達し、工場で加工して、現場に持ち込んでいます。

 ベランダの手摺を取りつけています。
 全部木材工します。

 骨組みを組んで・・・

 外部から板を張っていきます。 釘が目立つので、通り良くみえるようにきっちり測って打ちこみます。

 内部に鴨居を取りつけています。

 大工工事が終了したら、内部左官塗り仕上に入ります。
 内部の土壁は、中塗仕上と、漆喰仕上になります。

 ここは、中塗仕上です。中塗土を塗り、そのまま押えて仕上とします。  土の少し荒い感じがでて、気に入ってます。

 こまかく寸法を見ていきます。 荒い感じと荒い仕事とはちがうので、隅々の収まりを細かくチェックしないといけません。

 一部の壁には月桃紙という壁紙を張ります。
 体に優しく化学物質を出さないといわれています。
 (少量販売しかしていません)
 和紙のようなものなので、なかなか張りにくい材料です。

 建具をつけていきます。杉をふんだんに使っています。

 やっぱり、手作りはいいですねぇ~  無垢なのでいがんだりしますが、それでもなかなか良いものです。
 ちょっとした塩ビの建材より安くできたりします。

 外部の板には、「アクアシール」という撥水剤を塗ります。
 透明で色はついていません。
 板を張った時からみると、日焼けしていい色合いになりました。

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