離れの増築
ご自宅のお隣に、小さな離れを増築する事になりました。耐火建築物にする必要があったため外観はごく一般的な造りですが、内部には杉材をふんだんに使っています。
施工 ~ 大工さんたちの技で夢を形に
水道店さんが、ホルソーで側溝に穴を開けています。
基礎屋さんが、ポンプ車で土間コンクリートを流し込んでいます。
大工の中村君が窓台に防水紙を張っています。布基礎や筋交が入って新築らしいです。
PBを張っています。当社では胴縁に桧のバラ板を使っています。
PBの上に杉板を張っています。火打を切り欠いています。
階段はややっこしいので手刻みです。力桁を入れています。
竣工 ~ 子供たちの笑顔があふれる住まい
天井は杉板1等張、壁はビニールクロス一部杉板1等張、床はウォルナットフローリング。
階段も杉板1等張、手すり格子も杉上小節で、クリア塗装仕上です。
床と天井と正面の壁に同じ素材(杉板1等)を張っています。
階段上部は勾配天井になっており、全体的に統一感が取れた空間に仕上がりました。
階段手前から見下ろしています。
源平(赤身としらたが混在している材料)のため、最初は濃淡が大きいのですが、たぶん5年ほど経過すると、いい感じに焼けて落ち着くと思います。
階段下の小さなスペースに、簡単な流し台を設置しました。
ちょっとした食器なら、ここで洗えます。
力桁の後ろを削って、武骨に見えないようにしています。
トイレはシンプルな作りです。
床暖房も入り、快適な空間で、僕もここで仕事したいなというようなスペースになりました。(^^♪
といいますのも、実は、今回の工事で、アラキ工務店を退職する事になりました。
いろんな工事に携わることができ、また、よいお施主様に恵まれ、本当にありがたいと思っております。