雲梯のある家
お子さんが楽しく過ごせるお住まいです。
今回の建物は、「子供たちが並んで靴を履ける広い土間」「雲梯のあるリビング」「グルグル回れる動線」を叶えたいとの、お施主さんのご希望からスタートしました。
施工 ~ 大工さんたちの技で夢を形に
好天のなか、棟を上げました。青空が気持ちがいいです。
ここ3年で、夏場の空調服がすっかり定着しました。
(中国行ってる時がちょうどそのハシリだった気がします)
最近はひねり金物をつかわず、タルキックIIというものを使っています。
ここ3年で、夏場の空調服がすっかり定着しました。
(中国行ってる時がちょうどそのハシリだった気がします)
最近はひねり金物をつかわず、タルキックIIというものを使っています。
外壁に通気下地を作っています。屋根は換気棟にして、熱がこもらないようにしました。
躯体がしっかりするまで、仮筋交いをたくさん入れて固定しています。
断熱材を充填し、地桧のバラ板を下地に張っています。京都では「はいた」と言っています。
階段手摺兼格子を作っています。この材料の割り付けが実に大変でした。
大工見習の植松君です。しっかり仕上げてくれるので助かっています。
最後に養生ボード・合板類をめくります。ここで仕上げの点検も行います。
竣工 ~ 子供たちの笑顔があふれる住まい
外壁は焼杉板張です。準防火地域ですが、防火構造認定取得済の下地材を使用しています。左手の板塀はアルミ支柱に無垢の桧板張です。
リビングダイニングの天井は、2階の床組を表しにしています。奥に見えている雲梯は、建て方の段階で補強材を入れています。
キッチンからリビングまでを一部屋で繋げたので広々としています。キッチンの天井高抑えることで、より開放感を感じられるように工夫しました。
子供室は大部屋です。入口を二つ設けて回遊動線を確保しつつ、将来への拡張性をもたせています。正面のクロスはムーミンです。
階段の裏側から玄関を見ています。土間は玉砂利洗い出し、靴収納は可動式のオープン棚、式台には桧の無垢板を使用しています
家相の関係で、真っ先に位置が決まった階段。目立つ場所にあるので、広い踊り場を作って上り下りしやすくしました。裏側は土間収納です。
鏡に映っているのは、ガス乾燥機の『乾太くん』です。計画段階からご希望をお伺いしていましたので、ガスコンセントの配管を壁内に隠蔽しています。
明確なご希望をお持ちのお施主さんとの共同作業は、有意義で楽しく、大変勉強になりました。今後も新築のお仕事がありましたら、ぜひ挑戦したいと思います。ありがとうございました。