富小路 K邸(第1回 京都景観・まちづくり賞受賞作品)

物件
所在地 :京都市上京区
主体構造:木造。当地で建造された庄屋の材料を可能な限り再利用。
旧建築年:1830年頃(江戸末期と想定される)
解体年月:1998年7月
工事年月:1998年8月~1998年12月
規模(地上2階)
敷地面積:360㎡
建築面積:189㎡
延床面積:299㎡
経緯

江戸後期の西陣糸問屋の建造物。施主より「外観は当時の面影を残しつつ、居住部は、住み易いよう今の時代にあわせたデザインにしてほしい」との申し出を受けました。
当時の小さい間取り・低い天井は抜本的に見直し、道路側壁面・梁柱等の材料を除いては新築と同様に進めていったが、材料の保存状態が非常に良く、当時を彷彿させる部屋も再現することができています。
「暗い」「寒い」「使いにくい」という町家のイメージがありますが、天窓、吹抜け、床暖房など、現代のライフスタイルに合わせた住みやすい民家に再生されています。



☆☆ 写真提供:WIN建築設計事務所 ☆☆