亀岡 19cmジャッキアップの家
「北大路17cm・・・」をごらんになられて、お仕事をさせていただいたお宅です。
相当お住まいが傾いていたのですが、大工さんが良いお仕事をされていたので、修繕させていただくことになりました。
こちらの、お住まいは最大19.3cm上げました。
それでも、基礎をし、補強したので、新築以上の強度を確保することができました。
主に、立ち起しの状況を中心に御説明します。
民家リフォーム 施工写真 ①ジャッキアップ
現状写真です。
左が、南側の和室。襖を閉めても、下に5cmほどの隙間ができているのがわかります。
右が、北側の浴室。沈下のため、壁面のタイルが割れています。
南側和室を解体してます。
はかってみましたら、足元が55㎜広がっていました。
同様に、土台も、仕口の所が開いているのがわかると思います。
北側の浴室部分です。
ごろた石が埋めてあります。
沈下の一因かなあと、思います。
それでは、立ち起しに入ります。
まず、ジャッキアップに際し、家が潰れてしまったら怖いので、あちこちに仮筋交いをいれます。
さらに、柱がないところや、蟻害のために柱が痛んでしまっているところについては、丸太や、ポストで仮受けしておきます。
土台も、外れると怖いので、ボルトで繋ぎます。
また、柱ですが、束石の上に乗っているだけでしたので、
足元が暴れないように、半割の梁(写真は8寸)でつないでいます。
新しくいれた、根ガラミもボルトで止めます。
足元だけでなく、天井付近も梁と柱、梁と梁を羽子板ボルト等で繋ぎます。
屋根が落ちてきたら怖いからです。(^^ゞ
金物の取付が終わったら、ジャッキアップにかかります。
にこにこ笑っているのは、棟梁の築山くんです。
この現場は本当にのどかで大変リフレッシュできました。
床を少しづつ上げていきます。
まず、北側を半分あげます。上げたところには、石・鉄板・基礎パッキンの半端等をはさみます。
続きは、次回に・・・