アラキ工務店 京都市右京区:京町家、古民家、大工さんと建てる家

アラキ工務店 株式会社 アラキ工務店

下地丸窓のある京町家

 長い間使われなかったために、傷みが激しくなった京町家。「立て直したほうが安い」とよく言われます。でも、施主さんと一緒になって考え、知恵を出し合えば、素敵に改修する事もできるのです。
 できるだけ間取りを活かし、仕上げ材も決して贅沢をしない。。。それでも、今風の建物にはない深い味わいが生まれてきます。今回は、町家を改修して事務所にリフォームされる事になりましたが、全く事務所とは思えない出来上がりになりました。
 また、部分的ではありますが、一般社団法人 京町家作事組さんで運営されている「棟梁塾三期生」の方たちに、手弁当で手伝っていただきました。感謝しております。
 なお、この工事は末川建築設計事務所さんとご一緒させていただきました。これからもよろしくお願いいたします。(^^)

京町家改修工事 施工前・施工中・施工後写真

  • 着工前の町家
    玄関 通り庭 階段 待合 板間 ダイドコ オクノマ 木置 2Fマエ 2Fオク

  • 工事中の町家
    解体 排水1 排水2 左官1 左官2 石積1 石積2 竹伐採 柱根継 大工1 大工2 大工3 大工4 大工5 大工6

  • 竣工した町家
    外観1 外観2 玄関1 玄関2 表庭 オモテ 待合 オク1 オク2 縁側 濡縁 裏庭 事務室1 事務室2 事務室3
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今回の京町家改修工事を振り返って

  着工前の現地調査 工事中の現場監理 竣工後の最終点検
 上の文章をクリックすると簡単な解説がでます

 4ヶ月余りの工期を終え、無事に引渡した町家。もともと場当たり的な改修もなく、大正時代に建てられた当時の面影がほぼ残っていた町家。構造を矯正、意匠は復元。見た目は大正14年。でも、設備は全てピカピカの平成22年製。
 
 着工間もない5月16日、解体工事の最中に発見した棟札の日付が【大正14年5月16日】。偶然とはいえ、なんだか不思議な感覚に襲われたのも今は昔・・・・。
 
 まずは、事故なく竣工を迎えられた事に感謝。
 
 着工前の姿をかえりみると、本当によい結果になったと思う。
現場監督 小野 敏明 
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