和室とDKをLDKに

猫ちゃんに優しいリフォーム
軽量鉄骨造のお住まいです。
お子様が大きくなられて、あまりたくさん部屋数がいらなくなりました。
キッチンも部屋の奥のほうに、壁付で設置されているので、1人で調理するのはちょっとさびしいです。
和室も、猫ちゃんの「引っかき場」のようになってしまい、残念な状態でした。
そこで、今回、思い切ってDKと和室を1部屋にしてみました。
リフォームの参考になれば幸いです。



施工前の写真です。
リビング内にはキッチンは見えません。奥の袖壁の後ろに隠れています。
床の間は物置に、襖は猫ちゃんの遊び道具になっています。
でも、座卓は立派な一枚板です。これは再利用したいです。
床暖房でぬくぬくリフォーム

旧和室です。
旧DKと一続きの部屋にしました。
和室入口の片引戸は撤去し、お施っさんに買ってもらったステンドグラスをはめて残りのスペースは壁にしました。
右手にシェードが見えます。
カーテンだと左右にたまってうっとうしいので、取り替えました。

対面キッチンにして壁を撤去しています。
構造壁ではなかったので助かりました。
正面にリビング収納がみえますが、既製品でほぼぴったりでした。
もともと押し入れと床の間だったので、薄型になった分、部屋も広くなりました。

猫ちゃんが飛び乗れるように、飾棚を新設しました。
シェードの上だけ、広くして、昼寝ができるようにしています。
(まだ飛び乗ってくれませんが・・・)
既存の座卓を再利用し掘りごたつを作っています。
床暖房にしたのでぬくぬくです。

対面カウンターは、タモ材で作っています。
きっちんの後ろに大量の収納設備を作りました。既存の窓の位置を採寸し、それを避けつつ収納量を増やしています。
流し元照明は、ダイクールハロゲン球のダウンライトにしました。
壁はピンク色の珪藻土。派手かな?とも思ったのですが、意外といいかんじです。

コンロ奥のパーティションの向こうにキッチンが納まっていたのですが、キッチンをそっくり手前にだしています。
レンジフードは本来壁付用でしたが、収納スペースを優先するために、天井からボルトで吊り直しました。
換気扇の排気ダクトは、引戸収納上部の垂壁内に上手く収まっています。

手前の扉の中には、たくさん収納棚を作りました。もともと扉をつけない予定だったのですが、猫ちゃんがいたずらしないようにするため、急遽追加しています。
今回は、システムキッチンの面材を取り寄せて、それを使って建具を作りました。色がそろってかっこいいです。
内装建材は全て取り替え、改修しない部屋との取り合い部分も全て塗装しなおしたりしたのですが、LDK入口の枠だけは、あえて塗装せずに残しています。背比べの跡があったので、思い出を消すにはもったいないと思ったからです。
やさしいお施っさんと、可愛い猫ちゃんのおかげで、楽しく工事をすることができました。弊社は、京町家だけでなく、最近の住宅改修も手がけています。また、気軽にお声掛けいただけたらと思っています。