7.一般住宅の新築
今回は、ごく普通の住宅です。
「町家の改修」や、「古材活用住宅」ばっかりしているようにも見えますが、お施っさんの要望にあわせていろんなお仕事をしています。
学生アパートの新築・工場の改修等々、いろいろやっているのです。
お施主さんは若いご夫婦で、もうすぐ赤ちゃんが生まれるので、それまでに入れるようにとのことでした。
昔と違って軸組みの接合部に補強金物を使用しています(この金物を使わずに別の方法でするやり方もありますが一般的には金物を使います)。
ごく普通のお住まいを見ていただくことで、最近の住宅がどうやって作られているかというのの参考になればと思っています。
第1回:基礎・棟上

これを遣り方といいます。これで家の位置を決定します。

基礎が出来上がりました。
布基礎の上に立ち上がっている棒のようなものは、アンカーボルトといって、基礎と土台を繋げるためのものです。

土台を取付けています。

アンカーボルトの穴を開けています。一般に継手から20cm以内の男木側に取り付けます。

軸組みを組み立てます。今回は、プレカットで加工しています。

建ててしまうとすぐに足場をしてシートで囲みます。

反対側です。

内部の設備配管も順次施工します。配管の際、土台基礎の切り欠きが最小限度になるよう注意を払います。

外部に貼るための構造用合板です。

構造用合板は耐力壁になります。
弊社では、サイディングの下地には構造用合板をできるだけ貼るようにしています。
この写真では、窓下のため、横に貼っていますが、一般には強度面からできるだけ縦貼りにしています。
次回は、金物の取付と内装です。