アラキ工務店 京都市右京区:京町家、古民家、大工さんと建てる家

アラキ工務店 株式会社 アラキ工務店

研修風景

2003年夏 大工技術習熟研修

 最近恒例になっていますが、今年も1泊2日で実施しました。
 今回も忙しかったので、日曜日を潰して8/3-4で実施しました。ご家族の方申し訳ありません。m(__)m
 いつものとおり、バスでは研修・ビールは夜のみ。宿泊は和歌山の国民宿舎です。

 和歌山市の南に「黒江」という古い町並みが残っていると聞き、いってみました。
 しかし、町並みが壊れつつあるのを見て、悲しい思いをしてしまいます。

 あまりに暑いので、『黒江ぬくもりの館』で一服。
 大挙して押しかけたので、ちょっと気が引けて、紀州漆器を何点か購入。

 国民宿舎『新和歌浦ロッジ』に到着。
 海が目の前!
あまりに暑いのですぐに着替えて飛び込みます。

 岩場で拾ってきたウニと牡蠣を石で潰して食べてます。

 こっちは釣。
ぜーんぜん釣れません。
 話がちがうなぁ・・・

 こっちは、ずーっと呑んでる面々。
 このバーは海に面していて、とても気持ちよくお勧めです。
 夜遅くまで結構にぎわっていました。

 晩飯喰った後の二次会。
 ほとんど、酔っ払い集団。
 この大広間で、みんなで雑魚寝です。

 さあ、2日目。
 今日は研修の日。
 まず、いつも建具を作っていただいている『北浦商店』さんに伺いました。
 社長の熱い思いを聞いています。

 建具製造工場にお邪魔。
 みんなに見られていても、職人さんはもくもくと仕事をこなしています。

 次は、『久保木工』さんにお邪魔しました。
 こちらは、襖の芯材を作っておられるメーカーです。
 最近は和室が少なくてねぇと、嘆いておられました。

 みるみるうちに襖ができてきます。
 かなりオートメーション化されており、パートの女性の方も戦力になっています。

 次は、『成瀬特殊木材』さんです。
 いつも、集成の階段材でお世話になっています。
 社長さんが、自社の商品について熱く語ってくれました。

 こちらでは、工場に入る人はすべて、所定の帽子を被らされます。
 みんな熱くてひいひい言ってます。

 螺旋階段があったので、うれしがって昇ってみました。

 最後にお邪魔したのは、『大阪単板工業』さんです。
 主に、フロアー合板の面材等の、突板を作っておられる会社です。

 左に積み上げられているのは、不良品の山です。
 なんでも、メーカー品は、2箇所節や汚れがあったら、ダメだそうです。
 もったいないなぁ・・・

 1日に4箇所もまわるとへとへとになりますが、普段は見られないものを見ることができ、いい勉強になりました。
 家を建てる苦労もあれば、材料を作るものの苦労もあります。
 住まいは多くの方の力でできあがっていくものだなぁと、つくづく感じることができたのでした。
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