研修風景
2010年 大工技術習熟研修
昨年の研修は二日間勉強三昧だったので、今年はガラっと趣向を替えることにしました。
まず、バスに乗り込み全員で鳥取県大山町へ。今回は22名の参加でしたが、それを11名づつ2班にわけました。
A班は登山チームです。主に若いメンバーで構成されています。

これが山頂での証拠写真です。みな町子ちゃんTシャツを着ています。
健脚者で4時間。ゆっくり歩いて5時間で伯耆大山に登りました。
ちょっとガスがでて残念でしたが、雨にも遇わずに楽しめました。
B班は見学チームです。主に古民家に興味のあるメンバーで構成されています。
今回は、以前「住まいは文化」でお世話になった、門脇さんのお宅にお邪魔することになりました。
間口11間奥行き7間と巨大な母屋に、2棟の蔵と水車小屋など、10棟もの建物が林立しています。すごいです。

これが門脇さんとの集合写真です。あまり建物が映っていませんが、雰囲気は伝わるかと思います。
この後、米子市のボランティアの方2名にお願いし、街並みを散策。街の由来や歴史などを教えてもらいながら、2時間にわたってレクチャーいただきました。(写真は残念ながらありません)
晩御飯です。学生向きの民宿に泊まったので、食べきれないほどの料理です。
ごはん終了後、サービスで枝豆が2山(笑)でてきました。
今回は、この民宿貸切です。
食事が終ったら、足達君が立ち上がり、みなに説教を始めました。
会社としては大変ありがたいことだと思っています。
夕食後、部屋で二次会。
今回は粟津先生の独演会です。主に釣の話と、怪我の話。
しかし、壁が大変薄いので、声が隣の部屋に丸聞こえです。
うるさくて寝られたものではないです。
さて、翌日。土砂降りの雨のなか、竹中大工道具館に移動。
2年前に全面リニューアルされ、大変綺麗な施設になっていました。
まず、道具の歴史を学びます。
「おがくず」の名前の由来もここからきています。少し物知りになりました。
次に道具により、木の仕上がり方が異なるのを学びます。
鉋をひいて使うのは日本だけときき、少しびっくり。
昔の大工さんの仕事場再現コーナーも展示されていました。

と、いうわけで記念写真。
築山君は受験準備、村上さんは引渡し準備で欠席です。
屋根の下に集まっているのは、雨が降っているからです。
次は、民家集落博物館
3万6千m2の広大な敷地に、北は岩手県の曲家から、南は奄美大島の高倉まで11棟を集めています。
この写真は曲家に入るところ。昭和39年に移築された建物です。
予算の問題か、少しづつ痛んできているのが目に付きました。
この写真は、飛騨白川の民家の内部。昭和31年に移築された建物です。
移築されてから既に半世紀がたち、服部緑地公園の周辺は住宅密集地になってしまいました。これから、この施設がどうなるか、少し心配なところです。

と、いうわけで記念写真。
後ろの建物は、宮崎県日向椎葉の民家。こちらは平成20年に保存修理工事が終ったところでとても綺麗でした。