研修風景
2016年 従業員実務研修
さて、今回は、松原君が行き先を考えてくれました。現地ガイドの手配とかもしてくれました。大助かりです。
まず、常務から、研修の心構えの訓示があります。みんな眠そうです。
武家屋敷安間家史料館。
篠山藩主青山家の家臣であった安間家の住宅です。間口6間半、奥行7間半もあり、建築当初の姿をよく残しています。
松原君が手配してくれたボランティアガイドさんから説明を受けています。
河原町妻入商家群。
東西役700mの通りに沿って江戸時代末期から昭和戦前初期の町家や土蔵が立ち並んでいます。
伊根浦公園。
伊根湾沿いに約230軒の舟屋が立ち並んでいます。
ボランティアガイドさんから、伊根の歴史を教えていただきます。妻入の建物が多いのですが、以前は茅葺屋根だったからだそうです。
ご好意で、寅さん映画のロケ地になった舟屋の中を案内いただきました。
今でも現役で使われている建物で、洗濯ハンガーがぶら下がっていて生活臭が漂います。
舟屋に興味のないグループは、釣三昧。
カサゴ、イカ、アジなどが釣れました。


遅れてきた小野君、斉藤君と合流して夕食。
食事の後は、岸辺で二次会。岸壁に手を伸ばすとアワビやサザエが取れました。
二日目。宮津にある旧三上家住宅。
1783年に再建された建物です。大壁造で、窓・出入口・煙出などに土扉が設けられています。金砂子を全面に撒いた床障壁や、鯉を図柄とした欄間彫刻など大変立派でした。



京北にある原田銘木さん。日本で唯一、名栗材を手加工で作ってくれる銘木屋さんです。
まず、最初に原田さんにお手本を見せていただき、その後で、チョウナを持参した牛田くんと築山くんが指導を受けました。



北山杉の里総合センター
周山街道沿いにあるので、いつも通ってはいるものの、初めて中に入らせていただきました。ここでは、北山杉丸太の作り方を学びます。
皮むきと、皮磨きの手法を実地で教えていただきました。
最後に実際に造林している杉林を案内いただきました。
林業を取り巻く環境は、かなり厳しいものがあります。今後も、北山杉丸太を生産し続けていくためにも、活用の方法を工夫しないといけないなと実感しました。
今年は大工さんにも関心をもってもらえるような、体験型のメニューを取り入れてみました。
日常の業務をしながらの準備やスケジュール調整は大変でしたが、各訪問先の担当者の方のご協力のおかげで、大工さんたちも良い気分転換になったようでしたし、企画した私にとっても嬉しい思い出になりました。