研修風景
2023年 大工建築技術研修 in 越前
やっと工場見学が解禁されました。
今年は、越前の3工場と、伝統的建築物3棟を見学です。
最初は、フクビ化学工業(株)。
会議室で説明を伺います。越前のお土産も、頂きました!!
エコランバー、人工大理石、断熱材の製造工程を見学です。
工場内は写真撮影NGでしたので、外部の写真になります。
自動的にどんどん商品ができてくるので、これはいいなと思いました。
次は、(株)福岡。
鉄骨の胴縁を専門に取り扱っている会社で全国から注文が来るそうです。
やり手の社長さんです。
人数が多いので、4班に分かれて、案内いただきました。
チリ一つ落ちてない綺麗な工場にちょっと感動。
重量物を扱うのに、無事故をかなり長い期間続けておられます。
会社の知名度を上げるために苦労をされているようです。
注文が多すぎて、だいぶ仕事を断ったり待ってもらったりされているとの事。
羨ましい限りです。
見学の様子は、こちらのブログに掲載いただきました!
胴縁の福岡 会社見学ブログ
最後の工場見学は、新谷窯業(株)。越前瓦を専門に造っておられる会社です。
新築に瓦が使われなくなりつつあり、嘆いておられました。
写真ではなかなかわかりずらいのですが、ここの工場は凄いです。
瓦が、順番に列をなして動いていく・・・
そして、順番にカットされたり、釉薬に付けられたり、高温の釜に入れられたり・・・
インディージョーンズとか、カリオストロの城の時計台を思い浮かべます。
危ないところ、狭いところもあるのですが、それはそれで楽しい♪
入場料払ってもいいので、もう一度みたいです!
宿に帰って、みんなで食事。
こういう宴会も最近減りましたね・・・
当社では、大切にしています。
翌朝は北前船主の館 右近家。
江戸中期に買積廻船で材を成した大邸宅です。
昔のお金持ちはハンパないですね。
ボランティアガイドさんに歴史を伺います。
お茶室、広大な庭、そして、高台に登録有形文化財に指定されている「西洋館」もあり、見どころ一杯でした。
宿場町として栄えた今庄宿に移動し、旧京藤甚五郎家住宅の見学
昨日工場を見学した、赤身の強い越前瓦が素敵です。
左右に突き出た本卯建が立派ですね。
こちらは、町並もボランティアガイドさんに説明いただきました。
この建物は、堀口酒造さん1618年創業の由緒ある建物です。
風雪に耐えた金文字の看板が素敵です。
最後に訪れたのは、年縞博物館。
内藤廣先生の作品で、1階はRC造、2Fは木造空間が広がっています。18回公共建築賞を受賞されました。
福井県産の杉材がふんだんに使われた空間がひろがり、年縞を展示する細長~い展示室とマッチしています。
実は、今回の研修は、バスの中で、ずーっとアスベスト研修をしていました。
町家の解体にはアスベストがつきものですが、そのための講習を受けるのに、わざわざ休みを取るのももったいないので、移動時間の有効活用です。
大変疲れましたが、無事全員修了証を手に入れる事が出来ました♪
今年は、全員参加で研修を実施する事が出来ました。
会社見学をすると、みんな、一所懸命頑張ってるのがわかります。
うちも、頑張らなくっちゃと、いい刺激をもらうことができました。