9.お茶室の番付解体

小さなお茶室?の解体をしました。
後で復元できるように、材料に番号をつけて解体します。
なかなか経験できない事なので、記録に収めました。
第1回:準備

解体前の内部の写真です。
お茶をされていた痕跡が残っています。

まず、建物の図面を描き、材料一つ一つに番号を振ります。
後で、改修された部材は再利用しませんが、建築当初からの部材は全て使います。

図面と見比べながら、材料一つ一つに番号を記入した紙をつけます。
写真では、天井の竿や周り縁に番号が振られています。

外部も同様に番号を振っていきます。
仮釘で留めます。

足元の材料も番号を振っていきます。
柱・水板・石などです。

こうして準備ができた段階で、解体に着手します。
まず、新しく葺き替えられた屋根は不要なので、撤去します。
番号を振っている動画です。手間な作業ですが、着実に進めています。
次回は、いよいよバラシ作業です。お楽しみに。