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住宅の本体価格
住宅の本体価格は大きく分けると次の3項目に分けられます。割合は大まかな目安です。-
材料費 1/3
材料費は大壁の部屋ならクロスの下に隠れるため、集成材や輸入材を使えば下げられます。また、下地自体をナシにしたり、化粧木材の代わりに新建材を使えば下がります。材木屋さんが潰れ、ラッピング業者さんが増えるのはこのためです。
もちろん、銘木を使えばコストはあがります。
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職人手間 1/3
建売などでは、受取大工さんといって、1棟〇〇〇万とか金額を決めて発注します。丁寧でも雑でも金額は一緒なので、頑張って早く仕上げれば大工さんは儲かります。いかに早く仕上げるかが目標になるので、見えないところの手を抜けば安くなります。当然、手間がかかる和室はなくなり、「畳が敷いてある部屋」になってしまいますし、間取りが単純だったり、「引戸ではなく開戸」なら安くなります。
これを突き詰めていくと「そもそも職人さんが不要な住宅にすれば安くなる」という発想が出てきます。スーパープレカット工法では、現場で材料の加工が不要になり、全てクロス仕上して、左官屋も建具屋も塗装屋もタイル屋も不要になったのはこのためです。
もちろん、お茶室など手の込んだ仕事が増えればコストがあがります。
注文住宅などでは、常用大工さんといって、日当で支払われることが多いです。 -
設備機器 1/3
一般の方にわかりやすいのがこの項目です。ライフラインの布設も含まれます。
他社と差別化するのにわかりやすいからです。TVドアフォン、洗浄便座、食器洗乾燥機などはついているのが普通になりました。オートロック、床暖房、床下換気、換気乾燥機なども採用される率が高くなりました。大手家電量販店さんが住宅事業に参入してからは、太陽光発電やスマートハウスなども増えはじめています。
所詮、電気製品は100年持たないのにそこばかり費用をかけていいのかと気になります。
施工できる住宅の目安
家に対して人それぞれ、思い入れもちがいますが、弊社の場合、延べ床面積50坪程度の一般住宅を考えると、以下のような住宅を提供することができます。
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だいたい坪120万でできる家
(延床面積ベース、設計料・設備・足場込、申請費・水道引込料・家具・照明・空調・外構除き)
お金を家(車)にかけるより、旅行とか、趣味とかにかける人におすすめです。
それでも、建築に興味をもち、設計・施工に関わっていけば、けっこう個性的な住宅をつくることもできます。 -
だいたい坪150万でできる家
そこそこ、自分なりにこだわった家作りができると思います。
真壁の部屋も増やせますし、簡単な造作家具も設置可能です。
凝った仕様にしなければ、和室をつくることもできます。
弊社では、節があっても「京都の山の木を使って家を建てよう!」という『京・杉の家』運動に参加しています。
『京・杉の家』 -
坪200万以上かかる家
混んでいる行楽地へ出かけるよりも、自宅で素敵な余暇が過ごせそうです。
アラキ工務店では、後世に引き継いで行ける、良い材料をふんだんに使った『200年住宅』を提供しています。
~~~ちなみに、坪400万円出せば、あなたのお庭に6坪の立派な、数寄屋造りのお茶室をつくることができます。(^.^)